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執筆者の写真YUKO OBA

ちょっと素敵なビストロにでも。


コピーライターしかりデザイナーしかり、キャリアをスタートして結構早い段階で、多分、自分の能力がわかってくるものだと思います。

努力してスキルを身につけたり、ある程度はセンスアップさせることができたとしても、きっと、幼い頃からの生活環境や自分自身の性格なんかが大きく影響しているのではないかと思います。

ですから、あ、自分のレベルってこの辺なんだなとわかっちゃう。

まず、私なんかは、広告代理店のコピーライターには圧倒的に及ばない。彼らは、有名企業の華やかな仕事が与えられたりする。周囲に優秀な先輩もいる。仕事の数も違う。経験値に雲泥の差がある。自信は、きっと私の何倍もある。でも、それを嘆いても仕方ないから、自分のいる場所でがんばるしかないと思って、ここまできました。あはは。

では、これから自分はどういうポジションにいくべきか?

広告代理店のコピーライターがミシュラン店としたなら、私はちょっと素敵なビストロにでもなりたいなと、ちらっと思っています。

ワンコインで食事ができるチェーンのお店は、とにかく店舗数多くして、たくさんのお客さんを抱えないと商売がなりたちません。営業時間も長いので、人材獲得が大変で、今後は縮小を余儀なくされるかも!?コピーライターで言えば、安い仕事をたくさん抱え、気づいたらクラウドソーシングなんかに仕事を取られてしまうというポジション(悲しい)。

街のパスタ屋さんは地元のお客さんがひっきりなしにくるんだけれど、周囲にチェーン店がどんどんできちゃって、売上は静かに右肩下がり。でも、なんとか工夫してがんばっている。

ミシュラン店は、世界からお客さんがくるんだけれど、とにかく高くて、でも、料理もサービスもハイクオリティ。付加価値が高いので、そこに価値があると感じた人だけが行く。

で、ちょっと素敵なビストロは、地元のお客さんだけでなく周辺のお客さんも来てくれるんですよ。パスタ屋さんより少し高いんだけれど、ミシュラン店よりははるかに安い。でも、どことなく個性があって、食べれば満足、納得。お客さんを大事にするから、お客さんがお客さんを連れて来てくれたりして。なかなか潰れない。という感じになれないかなと思っています。

実は、年末に「ブックオフ」で「オリジナリティ 全員に好かれることを目指す時代は終わった」(本田直之著・2017年・日経BP社)という本を見つけて、そのタイトルとミシュラン店のシェフや超人気寿司屋の主人、赤字から黒字にした酒蔵の主人などの仕事観、働き方、成功に至るまでの経緯という内容にひかれて手にしたんです。これが、とてもおもしろかったので、そこから発想したんです。

(以下、引用)

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下積み時代、魚を触らせてもらえなかったのに、先輩の手元を見て勉強していたら、チャンスがきた。「初めてなんです」と何もできないでは意味がない。こころと身体の準備ができている人にだけ、次のチャンスはあるんです。

思いきって値段を上げてみた。自分にとって納得いく価格を設定したら、今度は言い訳ができない。自分もお客様も満足できる仕事をするしかなくなるんです。

今やっていることが3か月後、半年後に反映されると思っています。今をしっかりやらないと、先がついてこない。

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金言だらけです!!

そして、彼らは、目標をしっかり掲げ、その目標にたどり着くために、考え得る限りの努力を積み重ねているんです。とにかくコツコツコツコツ。試行錯誤したり、赤字で大変だったというエピソードなども書いてありましたが、それでも、自分がやるべきことをしっかりやっているんですよね。視野を広げて、いろいろな視点で物事を見て、トライ&エラーを繰り返してきた。特に変わったことはしていないんです。自分が信じていることを曲げずに、普通のことをコツコツやってきた。

一見、普通のことをやるだけでしょ?かんたんじゃん!と思うかもしれません。でも、実際やる、やり続けるとなると非常にハードルが高いし、それができている人の方が少ないんですよね。

読んで、だいぶ背中を押されました!

皆さま〜、ちょっと素敵なビストロ、ここにありますよぉ〜。

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