昨年末、私が住んでいる世田谷区にふるさと納税しました。
それまで、ふるさと納税で地方からお礼をいただくたび、
嬉しかったは嬉しかったのですが、
少しずつ違和感を抱くようになり、1年ほど休みました。
昨年秋、お礼の品が豪華な地方自治体にばかり寄付が集中し、
世田谷区の税収が減っているというニュースを耳にしました。
そこで、世田谷区の住み心地が悪くなるのは困るなと思いまして、
世田谷区にふるさと納税を。
お礼は、障がい者の就労支援施設や社会福祉法人、その他の区の施設の品が中心。
魅力的な品を出している商店だけが売上向上につながることもないのでいいなと思いました。
そして、お金の使い道は、児童養護施設を出た子どもへの奨学金になるようにしました。
申し込むだけで、いいことした気になります。
しばらくたって、領収書とパンフレットが入った封筒が届きました。
また、いいことした気になります。
パンフレットを読み、世田谷区にも児童養護施設があって
勉強したくてもできない子もいるんだよね、と考えさせられました。
さらにしばらくたって(随分待ちました)、お礼の品が届きました。
障がい者が袋詰めしたり、ラベルを貼ったりした食品。
しかも、乾燥豆がいっぱい入っている〜〜〜っ。
世田谷区=乾燥豆というギャップに、ほっとしました。
人間が詰めている感じが、とても、しました。
困っている人にちゃんと届いて、ジャパニーズ・スローフードの
お豆さんたちがお礼に届くって、なんか、いいなと思いました。
まぁ、でも、住民税の控除は自分が住む世田谷区でやるわけですから、
ふるさと納税をしても世田谷区の税収減は戻らないような気がしますが、
寄付先に税金を投入しなくてよくなるから、税収減はカバーできるのかな?
いや、寄付先はきっと年間消化予算決まっていますよねぇ。
これが、逆に増えすぎてしまい、地方への寄付が減ってしまったら
またもや本末転倒ですね。
考え出したら、よくわからなくなってきて、
いいことした気が薄れてしまいました…。