top of page
執筆者の写真YUKO OBA

大丈夫ですは、大丈夫じゃない。


時代は、キムタクでもなく、モリタクでもなく、ツユダクでもなく、

「そんたく」です。今年の流行語大賞候補になること、間違いないですよね。

「そんたく」。それは推測すること、相手の気持ちを推し量ること。

空気を読むのと同様、とても日本的ですね。

で、似たような意味合いを含むのが、若者の「大丈夫です」という言葉の使い方。

ある日、電車で、若い女性ふたりが楽しげに話していました。

しかも、ひとりは、なかなか主張のあるファッションで、

酒焼けなのか、だみ声(笑)。ただでさえ、気になりますよね(笑)。

その彼女、街でナンパされたことを友だちに報告していました。

「いやぁ、飲みに行かない?と言われちゃって。きゃはははは。

大丈夫で〜すって断っちゃった〜。きゃははは」

そう、いまって、誘いを断るときに「大丈夫です」を使う人が増えているんですよね。

ずばり「行きません」「ごめんなさい」と言うとダイレクトできつい印象になるから、

「そんなに私のために気を遣ってくださったのに、ごめんなさい。

でも、そこまで気を遣われなくても、私は大丈夫です!」という

「そんたく」が含まれているようです。

また、コンビニのレジで「カード、お作りしなくて、大丈夫ですか?」と

聞かれたこともありました。それには「大丈夫です!」と答えましたけれど。

まるで死にそうな顔して、お会計していたかのごとき、ですよね。

そこまで「そんたく」されなくても、大丈夫です!

閲覧数:37回0件のコメント

最新記事

すべて表示

同じ価値観をもち、ともに成長していく。

「愛の不時着」を2回見て、いくつかの韓国ドラマ&映画を観ましたが、やっぱり「愛の不時着」は特別なんだと思って、一旦韓国ドラマを封印しました。で、次は韓国のJYPエンタテインメントと日本のSONY MUSICエンタテインメントとによるオーディション番組「NIZI...

根掘り葉掘り×実践を習慣化。

昨日のNHK「プロフェッショナル」が感動的でした。 小学生の子どもたちに、新しいポテトチップスの企画をやらせるという。 ※再放送前にネタをばらします。 内容は… ある男の子が、自分が本当にいいと思った味を否定され、 湖池屋さんに(もうひとつの)「お母さんのお味噌汁味の方がい...

bottom of page