個人事業主は、よく「半年分の収入をプールしておきなさいよ」と言われます。
もし病気やケガで仕事ができなくなったり、
思ったように仕事が入ってこなかった場合でも暮らせるようにとのことです。
とは言え、会社員時代の手取り給料の半年分では圧倒的に足りません。
給料から引かれていたときは意識しなかった税金、健康保険、年金を自分で払わないと
いけませんし、労災も有給休暇もないので、身体が動けなくなったら
収入が途絶えてしまう。そこでお金がなかったら…。考えるだけで、怖い、怖い。
そんな状況下で、長年、なんとか、個人事業主をやってきました。
でも、これからは、これまで通りに物事が進むかと言ったらそうではない。
年齢とともに体力も下がるし、時代もすでに変わってきている。
もっとお金に強くならないと生き残れない気がしています。
で、何をどう捉えて、どう行動するか。
課題として、いちばん気になるのが、年金支給年齢。明らかに後ろ倒しになりますよね。
TGIFじゃなくて(笑)、GPIFが本当に破綻しないかどうかも気になります。
国の医療費も膨れあがっているので、出ていくものはもっと増えそうだし、
政府は健康寿命を延ばそうなんて言っています。
となると60歳を過ぎても元気で働かないといけないんですよ。
いや〜、60歳って、まだ老人の域に達していないでしょ。働くでしょ!
(その前に、親の介護でキャリアやお金を寸断されたら…という課題も!)
しかしながら、60歳過ぎてから、何ができるでしょうか?
AIやらIoTやらの影響もあり、仕事自体スリム化しちゃうし。なくなる仕事も増える。
さらに、人口減少は進んでいるとは言え、現役世代がどの程度60歳以上に仕事をくれるか。
現役世代の会社員だって収入ダウンは目に見えているのにねぇ。稼げるか?
どう考えても、スキルをもった引退組に入らないと、現役世代との共存は難しいですよね。
会社員だった時代が少ない個人事業主は、厚生年金があまり出ないし、
ましてや退職金だって出ないので、働かざるを得ない。
盤石とされていた大手企業も果たして10年後、20年後、30年後、存在するかなぁ。
と考えると、個人事業主だけの話じゃないような気もします。
となると、早々に老後のお金の準備をし、引退後のキャリア、生き方、住む場所を
考え、行動しながら、暮らしたもん勝ちなのかな。
この前、「あなたは、90歳、100歳まで生きる」と占い師に言われました。
嬉しいような、悲しいような。
さて、考えましょうか!